お知らせ

【骨寺村荘園遺跡】かんじき体験と餅つき体験ができる冬のスペシャル企画を開催しました!

1月28日(土)にて、骨寺村荘園遺跡の冬のスペシャル企画を開催しました。
東北でも珍しい、中世から変わらない景色を眺めながらのかんじき体験と、味のバリエーション日本一である「もちの聖地・一関」での餅つき体験、つきたてお餅御膳のお食事をお楽しみいただきました。

市内外から6人の参加者が訪れ、冬の骨寺村荘園遺跡の魅力を感じていただきました。
参加者からは「地元の皆さんが大切に受け継いできた生活文化に触れる機会に恵まれ大変満足」というお声をいただき、スペシャル企画を存分にお楽しみいただきました。

かんじき体験

イベント当日までに雪が豊富に降ったため、コンディションの良い雪の上でかんじき体験をすることができました。
初めてかんじき体験をした参加者の皆様は、なかなかこういう経験はできないので楽しい、と骨寺村荘園遺跡内の雪の上を散策しました。

餅つき体験

餅つき体験では、参加者の皆さんと地元の方が協力しながらもちをつきました。
貴重な餅つき体験ができて良かった、と楽しく餅つきを体験しました。

味のバリエーション日本一「もちの聖地・一関」では、江戸時代から続くもち食文化が根付いています。
お正月をはじめ、季節の行事や冠婚葬祭など、お餅はさまざまな場面で登場します。
「お客様を美味しいお餅でもてなしたい」そんな想いから、その食べ方は増え続け、今では300種類以上の食べ方があると言われています。
今回のつきたてお餅御膳のメニューでは4種類(南部一郎かぼちゃねぎ餅、南部一郎かぼちゃ餅、あんこ餅、引き菜餅)をご用意しました。
メニューでは、この地域でしか取れない、南部一郎かぼちゃを使った餅メニューが大好評でした。

骨寺村荘園遺跡について

骨寺村荘園遺跡とは、かつて「骨寺村」と呼ばれた荘園で、中尊寺の経蔵別当が所有していた土地のことをいいます。
骨寺村の始まりは、藤原清衡が平安浄土の国づくりを目指した12世紀ごろまでさかのぼり、当時の様子は鎌倉時代の歴史書「吾妻鏡」にも記載されています。
この地域は山々に囲まれ曲がりくねった水路と不整形な水田が広がり、イグネ(風や雪から家屋を保護する屋敷林)に守られた家々が点在し、神社や小さな祠が要所にまつられています。
自然を巧みに利用し、たえまない営みが醸しだす穏やかな農村の姿は代表的な日本の原風景です。
日本中の見慣れた、美しい農村の風景が失われてゆく時、奥州藤原氏ゆかりの荘園遺跡である骨寺村は、伝統的な農村の景観が維持されているかけがえのない貴重な遺産です。

今後も骨寺村荘園遺跡の魅力を多くの方に伝えられるスペシャル企画の開催を検討してまいります。

その他の企画につきましてもホームページ上で随時発信しております。
ぜひホームページ内のお知らせをご覧ください。