活動報告

【2024年1~2月】 大人気スノーパーク「いちのせき雪上楽園」を開催しました!

2024年1月と2月に一関市随一の豪雪エリアである真湯温泉特設会場にて期間限定・雪遊びスポット「いちのせき雪上楽園」を開催し、887名のお客様にご来場いただきました。
今シーズンはロングスライダー(ドラゴンスライダー)を1本増設し、4本のスライダーと日本最大級の雪の巨大迷路を有するスノーパークとなりました。また、入場者には真湯温泉の半額割引券をご提供いたしました。
今シーズンは暖冬の影響で雪不足と格闘しながらなんとか9日間(当初開催予定日数19日間)開催することができました。このような悪条件の中、ご来場いただいたお客様、設営、運営に関わっていただいたスタッフの皆様には感謝申し上げます。

ご来場者のアンケート調査では満足度96.6%の高評価をいただき、「スタッフが丁寧で親切な対応で良かったです」「安全面に配慮が行き届いていた」「スノーチューブを使用したスライダーがとても楽しかった」「迷路が楽しかった」「小さい子供でも遊べるスペースがあり、おとなも楽しめた」「無料遊具があり楽しめた」「来年以降も是非継続してほしい」等のお声をいただきました。また、地域内(一関市、平泉町)からの来訪率は49.2%でした。
観光コンテンツの持続性を図る為には、地域の皆様に愛されることが重要であることを再認識いたしました。

一見地味な活動のようにみえますが目的を明確化しコンテンツの開催を持続化させることそが地域の観光振興には大切であると思います。また、シーズン終了後速やかに検証することも重要です。具体的には開催目的とリターンとのギャップ(想定していないリターンを得ることもあります)を確認し、来シーズンの開催可否と目的設定の確認をします。実は初年度(2021年度)はコロナ禍前に計画した関係もあり、開催目的は海外と地域外の観光客の獲得により冬の閑散期対策を図るというものでしたが、新型コロナウィルス感染拡大の為海外はおろか国内でも地域外へのプロモーションも満足にできるものではありませんでした。そこでメインターゲットを地域内の住民に切り替えて設営と運営をおこないました。当初は雪に慣れ親しんだ地域内の住民がお金を払って来場していただけるか不安でしたが、ふたを開けると、入場者数、売上高、満足度において目標をクリアすることができました。更に、来場者の9割は県内から7割は市内からお越しになったにも関わらず、「冬は地域に子供を遊ばせる施設がないのでよかった」や「おとなも子供もとても楽しめた」等、満足度92.6%の高評価をいただいたのです。それなりに楽しんでいただけるとは思っていましたが、まさか雪に馴染みのある来場者がここまで満足度が高いとは想定していませんでした。本イベントの当初の目的は観光誘客でしたが、結果として「地域に子供を遊ばせる施設がない」という当地域の新たな課題が明らかになりました。
今後も地域から地域外、そして海外へ認知の輪を広げ、より多くの方々にご利用いただけるスノーパークに昇華させたいと思います。ご指導ご協力の程よろしくお願いいたします。

【開催の目的】
本企画は計画地域である岩手県一関市郊外栗駒山麓地域の観光課題である冬の閑散期対策の解決を図りながら、下記5点を目指すものである。

①一関市民の満足度向上(主に子育て世代、3世代への訴求)
②じゃぶじゃぶ広場の有効活用と真湯温泉を中心とした一関地域の観光事業者への裨益
③冬季の当地域における魅力及び知名度向上と提案力の向上
④観光滞在時間の確保による宿泊客増加
⑤インバウンド(メインターゲット:台湾、タイ)への訴求(コロナ禍収束後)

【実施概要】
●企画名:いちのせき雪上楽園in Shinyu onsen
●開催日時:2024年1月6日(土)~2月25日(日)の土日祝 (19日間) 9:15~16:00
※雪不足の為、開催日数は9日間

●内容:
・スノースライダー(2コース)
・チューブ専用スノースライダー(しんゆスライダー、ドラゴンスライダー)(2コース)
・日本最大級の雪の巨大迷路
・雪遊び広場(フリースペース)

●予約:不要
●持ち物:特になし(防寒対策を万全にしてお越しください。)
●入場料金:おひとり様800円(2歳以下無料)
●有料レンタル:チューブ、ビッグソリ(各60分 800円)
●無料レンタル:そり(1人乗り用)、雪遊び遊具
●特典:雪上楽園に入場されたお客様には温浴施設「真湯温泉」の入浴半額券付!
●開催場所:真湯温泉ジャブジャブ広場(岩手県一関市厳美町字真湯1)
●アクセス:東北自動車道一関ICより車で約40分、JR東北新幹線一ノ関駅西口より車で約50分